不妊治療の医療費控除って?
公開日: 2026-09-04
「不妊治療費って、確定申告で戻ってくるの?」 「具体的にどんな書類を揃えて、どうすればいいのか分からない……」
高額になりがちな不妊治療の費用。家計の負担を少しでも軽くするために、「医療費控除」は必ず活用したい大切な制度ですよね。仕事や日々の暮らし、そして妊活と、毎日が本当にあっという間。そんな中で、確定申告と聞くと「難しそう」「時間が取れなそう」と、つい後回しにしたくなる気持ち、とってもよく分かります。
でも、この制度を上手に活用することは、一年間頑張った自分への「ささやかなご褒美」が戻ってくることと同じなんです。今日は、あなたの忙しい毎日を邪魔しないよう、医療費控除の具体的な流れを分かりやすくお伝えしますね。
1. 医療費控除って、どんな制度?
医療費控除とは、1年間(1月1日〜12月31日)に支払った医療費が一定額を超えた場合、確定申告を行うことで「支払った税金の一部が戻ってくる(還付される)」という、私たちにとって心強い制度です。
対象となる金額:1年間の医療費合計から、自治体の助成金などを引いた額が、10万円を超えた場合(※所得が200万円未満の場合は「所得の5%」を超えた場合)。
不妊治療で対象になるもの:診察代、薬代、検査代はもちろん、通院にかかった電車やバスの運賃も対象になります。
2. 確定申告までの「5つのステップ」
今はスマホからでも申請できる「e-Tax(電子申告)」が主流です。スキマ時間で進められるので、ぜひチャレンジしてみてください。
ステップ1:領収書を「お気に入り」の場所にまとめる
1年分の領収書をすべて集めます。妊活専用のファイルを作って、レシートや明細を入れる習慣をつけると心も整いますよ。
ポイント:通院時の電車やバスの運賃も忘れずにメモしておきましょう。
ステップ2:医療費の合計を出す
以下の計算式で、対象額を計算します。
医療費の合計 - 助成金などの補填額 - 10万円(※) = 控除対象額
ステップ3:必要なものを揃える
マイナンバーカード(スマホで読み取るとスムーズです)
源泉徴収票(会社員の方)
還付金を受け取る口座情報
ステップ4:国税庁HPで入力・作成する
「国税庁 確定申告書作成コーナー」へアクセス。画面の案内に従って入力するだけです。領収書そのものを郵送する必要はなく、入力して送信するだけで申請完了!(領収書はご自宅で5年間保管すればOKです)
ステップ5:送信して完了!
マイナンバーカードを使って送信すれば、あとは還付金を待つだけです。
3. 忙しい毎日の「賢い管理術」
確定申告を負担にしないための工夫をお伝えしますね。
「妊活専用ファイル」を作る:領収書を財布に入れっぱなしにせず、その日のうちにファイルへ入れる。「今日も通院、お疲れ様」と自分を労いながら整理してみてください。
「助成金」の引き忘れに注意!:助成金を受け取った場合は、医療費の合計からその分を差し引くのを忘れないでくださいね。
4. 夫婦で話し合ってみて
不妊治療は、夫婦のどちらが申告しても大丈夫です。基本的には「所得が高い方」が申告した方が還付金が多くなる傾向にありますが、夫婦の合算で申告もできるので、ぜひ一度二人で話し合ってみてください。「これから先、二人でどうやって家計を支えていこうか」と考える、良いきっかけにもなりますよ。

まとめ:あなたの頑張りが、形になって戻ってくる
確定申告は、これまでの頑張りを形にする一つのステップです。最初は難しく感じるかもしれませんが、やってみると「こんなに頑張って通院したんだな」と、一年間の自分を振り返る良い機会にもなるはずです。
「面倒だから」と諦めてしまうのは、数万円の還付金を逃しているのと同じこと。
二人の未来のため、そして何より今のあなたのために、ぜひ今年から確定申告を味方にしてください。あなたの努力が、少しでも経済的な安心となって返ってきますように。

