不妊治療、どの段階で病院に行くべき?
公開日: 2026-02-03
「不妊治療」と聞くと身構えてしまう方もいるかもしれませんが、まずは自分の体の状態を知るための健康チェックと考えてみましょう。病院に行くべきタイミングは、年齢や状況によって異なります。
1. 妊活を始めたらすぐに病院へ
特に以下のような方は、妊活を始めたら早めに病院を受診することを検討しましょう。
35歳以上の方:
女性は35歳を過ぎると、卵子の質が低下し、妊娠率が下がり始めます。時間的な余裕がないため、最初から専門家の力を借りるのが賢明です。
生理不順や婦人科疾患がある方:
生理周期がバラバラ、生理痛がひどい、子宮筋腫や子宮内膜症などの病気がある方は、それが不妊の原因になっている可能性があります。
男性側に不安がある方:
過去に精巣炎にかかったことがある、勃起や射精に問題があるなど、男性側に不妊の原因が疑われる場合も、早めの受診が推奨されます。
2. 妊活を始めて半年〜1年経っても妊娠しない場合
**一般的には、妊活を始めて1年経っても妊娠しない場合を「不妊症」**と定義しています。
35歳未満:
妊活を始めて1年が経過しても妊娠しない場合は、一度、婦人科や不妊治療専門クリニックを受診しましょう。
35歳以上:
妊活を始めて半年が経過しても妊娠しない場合は、早めに病院を受診することを強くお勧めします。
これらの期間はあくまで目安です。少しでも不安を感じたり、焦りを感じたりしたら、早めに相談に行くことで、精神的な負担も軽減されます。
3. 病院で何をするの?
初めて病院を受診する際は、どのような検査や治療があるのかを事前に知っておくと安心です。
(1) 初期検査
女性: 血液検査(ホルモン値)、超音波検査(子宮・卵巣の状態)、子宮頸がん検査、卵管造影検査など。
男性: 精液検査。
これらの検査で、不妊の原因がないかを探ります。
(2) 治療のステップ
原因が特定できない場合や、原因があっても軽度の場合は、段階的に治療を進めていきます。
タイミング法:
超音波や排卵検査薬で排卵日を予測し、性交渉のタイミングを指導します。
費用:診察料や薬代を含めて 数千~1万円くらい(保険適用)。
人工授精(AIH):
排卵日に合わせて、精子を専用器具で直接子宮内に入れる治療です。
費用: 診察料や薬代を含めて1~2万円くらい(保険適用)。
体外受精(c-IVF)/顕微授精(ICSI):
卵子と精子を体外で受精させる、高度な生殖医療です。
費用: 高額。

まとめ
「不妊治療」と身構えるのではなく、「二人で健康チェックをしてもらいに行く」という気持ちで受診してみましょう。
35歳以上、持病がある方: 妊活を始めたらすぐに受診を検討。
35歳未満: 1年経っても妊娠しなければ受診。
少しでも不安があれば: 期間に関係なく、いつでも受診してOK。
早めに専門家を頼ることで、無駄な時間を減らし、安心して妊活に取り組むことができます。

