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セックスレスの悩み

公開日: 2026-03-24

セックスレスとは、明確な定義はありませんが、一般的に夫婦間で性交渉が1ヶ月以上、または相当期間ない状態を指します。妊活を考える夫婦にとって、セックスレスは単なる夫婦関係の悩みではなく、妊娠の機会を失うという現実的な問題に直結します。

1. セックスレスが妊活に与える深刻な影響

妊活におけるセックスレスの悩みは、主に「機会損失」と「精神的負担」の二点に集約されます。

① 妊娠の機会を失う

タイミング法の困難: 妊活の基本は、排卵日に合わせて性交渉を持つ「タイミング法」です。セックスレスの状態では、最も妊娠しやすい時期を逃してしまい、妊娠の機会がゼロになってしまいます。

排卵日の予測のストレス: 女性が排卵日を予測し、その日だけ義務感で性交渉を求める形になると、男性はさらに「義務」や「ノルマ」としてプレッシャーを感じ、性交渉を避けたくなる悪循環に陥ります。

② 精神的なストレスと関係の悪化

コミュニケーションの途絶: 性交渉がないことは、夫婦の愛情や親密さの確認の機会が減ることを意味します。この状態が続くと、夫婦間の会話やスキンシップ全体が減少し、精神的な距離が生まれてしまいます。

自己肯定感の低下: 拒否された側は「魅力がないのではないか」と悩んだり、拒否した側も「応えられない」と罪悪感を抱いたりするなど、お互いに自己肯定感が低下してしまいます。

 

2. セックスレスの主な原因と背景

セックスレスの原因は一つではありません。夫婦で話し合う前に、何が原因となっているのかを冷静に考えてみましょう。

原因の分類

具体的な内容

妊活との関連

生活環境・時間

疲労・睡眠不足: 仕事や家事の多忙さによる肉体的な疲労。

疲労が性欲を減退させ、タイミングを逃す。

 

育児優先: 幼い子どもがいる場合、夫婦の時間が持てない。

物理的に性交渉の時間が取れない。

精神的な要因

ストレス: 妊活の焦りやプレッシャー、仕事のストレス。

ストレスは性欲を司るホルモンバランスを乱す。

 

愛情の誤解: 性交渉がなくても愛情はある、と思い込んでいる。

相手に愛情が伝わりにくくなり、関係が悪化。

身体的な要因

ED(勃起不全)/性機能障害: 特に男性側がこの問題を抱えている場合。

失敗への恐れから性交渉を避けるようになる。

 

産後の体の変化: 女性側の性交痛や体型の変化による自信喪失。

物理的な問題や精神的な抵抗が生じる。

 

 

3. 夫婦でセックスレスを乗り越えるための解決法

セックスレスの改善は、時間をかけて信頼関係を再構築するプロセスです。

ステップ1:正直な対話と原因の特定

責めない・問い詰めない: 「どうしてしてくれないの?」ではなく、「最近、二人の時間が減っている気がして寂しい」と、自分の気持ちを主語にして優しく切り出しましょう。

プレッシャーの原因を探る: 男性が妊活にプレッシャーを感じているなら、その気持ちを認め、「子作りではなく、ただのスキンシップから始めてみない?」と提案しましょう。

性交渉以外の親密さを増やす: 手を繋ぐ、ハグをする、マッサージをするなど、性交渉を伴わないスキンシップの機会を意識的に増やしましょう。

ステップ2:環境と時間の確保

夫婦の「ゴールデンタイム」を作る: 子どもがいる場合は、子どもが寝た後の時間や、週末の朝など、邪魔されない時間を意識的に作りましょう。

寝室環境の見直し: 寝室に仕事道具を持ち込まない、スマートフォンを遠ざけるなど、リラックスできる空間に変えましょう。

ステップ3:専門家の力を借りる

泌尿器科を受診: 男性側にEDなどの性機能障害が疑われる場合は、恥ずかしがらずに専門医に相談しましょう。薬物療法などで改善する可能性があります。

カウンセリング: 夫婦間のコミュニケーションの問題が根深い場合、専門の夫婦カウンセラー性科学の専門家に相談することも有効です。第三者を介することで、冷静に問題を分析できるようになります。

 

 

まとめ

セックスレスの悩みは、放置すると妊活だけでなく、夫婦関係そのものを揺るがしかねません。

セックスレスは不妊の原因になることを認識する。

責めずに、優しく、正直な対話を始める。

スキンシップから始め、信頼関係を再構築する。

性交渉は義務ではなく、夫婦の愛情と健康のバロメーターです。 焦らず、二人で支え合いながら、問題解決に取り組んでいきましょう。

 

 

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