婦人科と不妊治療専門クリニックの違いって何?
公開日: 2026-02-17
妊活を始める際、「まずはどこに行けばいいの?」と悩む方も多いでしょう。一般的な婦人科と不妊治療専門クリニックは、それぞれ役割や診療内容が異なります。この違いを理解することが、適切な医療機関を選ぶ第一歩になります。
1. 一般的な婦人科の役割
一般的な婦人科は、女性の体の健康全般を診る医療機関です。
診療内容
月経に関する相談: 生理痛、生理不順、PMS(月経前症候群)などの悩み。
婦人科疾患の診療: 子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫などの診断と治療。
妊婦健診: 妊娠が確認されてから、安定期に入るまでの初期妊婦健診。
性感染症の検査: クラミジアや淋病などの検査と治療。
避妊相談: 低用量ピルや緊急避妊薬の処方。
妊活における役割
妊活の初期相談: 妊活を始める前のブライダルチェック(健康診断)や、基礎体温の相談。
タイミング法: 基礎体温や超音波検査で排卵日を予測し、性交渉のタイミングを指導します。
一般的な婦人科は、妊活の初期段階や、まずは自分の体の状態を知りたい場合に適しています。
2. 不妊治療専門クリニックの役割
不妊治療専門クリニックは、妊娠を希望するカップルのための専門的な治療を行う医療機関です。
診療内容
不妊の原因を特定する検査:
精液検査(男性)や卵管造影検査(女性)など、より詳細な不妊原因を調べる検査。
ホルモン値の精密検査。
専門的な治療:
人工授精(AIH): タイムリーな排卵に合わせて、精子を子宮内に注入する治療。
体外受精(c-IVF): 卵子と精子を体外で受精させ、受精卵を子宮に戻す治療。
顕微授精(ICSI): 精子の数が少ない場合などに、顕微鏡を使って卵子に精子を直接注入する治療。
高度な技術が必要な治療を専門に行っています。
妊活における役割
不妊治療全般: 自然妊娠が難しいカップルに対し、高度な生殖医療を提供します。
不妊カウンセリング: 治療中の精神的なサポートも行っています。
不妊治療専門クリニックは、妊活を始めてもなかなか妊娠しない場合や、最初から専門的な治療を希望する場合に適しています。

3. どちらを選べばいい?
どちらを選ぶべきかは、妊活の状況によって異なります。
まずは婦人科へ:
妊活を始めたばかりで、自分の体の状態を知りたい。
生理不順や生理痛など、体の悩みがある。
まずはタイミング法から始めたい。
→ 1年ほど妊活しても妊娠しない場合は、不妊治療専門クリニックへのステップアップを検討しましょう。
最初から不妊治療専門クリニックへ:
35歳以上で、すぐにでも専門的な治療を受けたい。
過去に婦人科疾患の治療歴がある。
パートナーの精子の状態に不安がある。
まとめ
婦人科: 女性の体全般を診る「かかりつけ医」。
不妊治療専門クリニック: 専門的な検査や治療を行う「専門医」。
この違いを理解し、今の自分たちの状況に合わせて、適切な医療機関を選ぶことが、妊活の成功へとつながる第一歩です。

