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病院について知っておこう

病院選びと病院での診療の流れ

「赤ちゃんがほしいのにできない。一度、病院で診てもらおうかな」そう思ったとき、どの病院に行ったらいいんだろう。いったい、どんな検査をするんだろう等々、いろいろな疑問や不安が浮かんでくるでしょう。ここでは、どうやって病院を選んだらいいのか、またどのように治療が進められていくのかをご紹介します。

1、どうやって病院を選ぶ?医師を選ぶ?

自分たち夫婦の状況を確認

まずは、自分たち夫婦の状況確認からいきましょう。 夫婦は、それぞれ何歳ですか? そして、結婚して何年ですか? 赤ちゃんが欲しいと思ってから何年ですか?

夫婦ともに20代から30代前半の場合

妊娠適齢期真っ只中なので、妊娠を妨げる原因がなければ避妊をしない性生活を送ることで80~90%近くが妊娠します。半年で約半数、1年以内に80%、2年以内に90%などと言われています。ですから、この期間内でないであれば、まだ不妊治療は早いかもしれません。ただし、月経不順がある、月経痛がきつい、性行為中に痛みを感じるなどの症状がある場合には、一度、婦人科で検診を受けましょう。

妻の年齢が30代後半の場合

妊娠適齢期からは遠くはありませんが、女性の年齢は妊娠、出産に大いに関わってきます。これら卵の数が減少することと、卵子の質が低下することが原因です。結婚から年数が浅く、また避妊を解禁してから年数が浅くても、1年を経過しても妊娠の兆しがないようなら、一度、検査を受けてみるといいでしょう。

妻の年齢が40代の場合

妊娠適齢期とは言い難い年齢です。妊娠については、大変個人差が大きく、問題なく妊娠、出産する方もいれば、やはり難しい方もいます。妊娠への希望がある場合、不妊治療をする、しないではなく、一度検査を受けてみるといいでしょう。

病院選びの6つのポイント!

不妊治療って、とても専門的でわかりにくいと感じられるかもしれません。
でも、そんな不安や疑問をたくさん抱えて治療にあたるのは、気が進みませんよね。
少しでも不安を軽くし、安心して治療できるように、病院選びのポイントについてお伝えしましょう。

ポイント1 婦人科か不妊専門か

女性の年齢が若く、避妊期間も短い場合には近所の婦人科へ、まず行ってみるというのもいいでしょう。
30代後半、40代の場合には、不妊原因が見つかった場合には、すぐに治療に入れるということから考えて不妊専門の方がいいと思います。
また、近所の婦人科に産科もある場合には、妊婦さんや赤ちゃんも診察に訪れます。その姿を見るのが苦しいという思いがあれば不妊専門の病院、クリニックの方がストレスが少ないでしょう。

ポイント2 大きな病院かクリニックか

大学病院や総合病院などでは、医師の数が多いので担当医制をとっているところでなければ、診察の度に医師が変わることになります。また、クリニックでも複数の医師がいる場合には同じようなことがあります。担当医制の場合には、基本的には同じ医師が診療を担当するでしょう。
同じ医師でなくても大丈夫であれば、複数名の医師のいる大学病院や総合病院、クリニックを。担当医がかわるとコミュニケーションをとるのが大変かもと心配であれば担当医制、または1人の医師が診ているクリニックがいいでしょう。

ポイント3 通院のしやすさはどうか

不妊治療は、自分の都合で進められるとは限りません。卵胞の成長具合、ホルモンの状況などによっては、仕事やさまざまな用事よりも優先させなければならないことも出てきます。そのとき、通院しやすさは重要なポイントになります。自宅と病院まで、または職場から病院までの交通機関は何か。時間はどれくらいかかるか。マイカーを利用する場合には、駐車場の問題などもあります。それぞれの費用も合わせてチェックしておくといいでしょう。

ポイント4 評判はどうか

本や雑誌、インターネットなどで目星をつけた病院やクリニックのことを調べてみましょう。宣伝色の濃いものもありますが、その病院、クリニックの特徴がよくわかりますし、治療方針もよくわかるでしょう。インターネットでは、自分の気になるキーワードをいくつか重ねて検索してみるといいでしょう。ただ、治療成績については鵜呑みにはできません。病院、クリニックごとに算定方法に違いがありますので、参考程度にしましょう。

ポイント5 勉強会、講習会に行ってみよう

最近、多くの不妊治療を行なうクリニックで勉強会や講習会を行なっています。妊娠や不妊のこと、不妊治療に関することをいろいろを説明してくれたり、個人的な質問に答えてくれたりしますので、気になるクリニックがあったら何件か出かけてみましょう。その際、できるだけご夫婦でいけるようスケジュールしましょう。不妊治療は、子どもを授かるための治療、夫婦の治療ですから、お互いが同じ情報を共有すること、わかり合うことが大切です。治療は女性中心になりますから、病院選びはご夫婦で、是非。

ポイント6 とりあえず行ってみる!

最終的には、医師と話をするのが一番です。不妊治療は、病気やケガの治療と違い、痛いとか痒いなどの症状ではなく、子どもが欲しいという願いのもとにある治療です。医師との会話を通し、自分たち夫婦の身体を任せられるかを肌で感じるためには直接話してみて判断するのが一番です。それで、「この先生なら!」と思えたなら通院し、「この先生はちょっと…」と思うのなら、他の先生を探しましょう。大切なのは、悔いのない治療をすることです。

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1.初診の受け方

まずは病院に問い合わせを

行ってみようと思う病院、クリニックが決まったら、まずは問合せをしてみましょう。
大学病院や総合病院などは、決められた曜日にしか診察を行なっていない、初診を受け付けていないところ、また予約が必要なところもあります。クリニックも、予約が必要なところ、不要なところがありますので、あらかじめ確認をした方がいいでしょう。また、初診時に必要な持物も聞いておくと便利です。
また、説明会や講習会があるクリニックの場合、出席した日に診療予約が取れることもありますので、初診前にこれらに参加する場合には、あらかじめ自分のスケジュールを確認しておくといいでしょう。

初診のタイミング

月経周期のいつに病院に行くのがいいのか?と疑問を持つ方は多いようです。初診で行なうことは、まず問診やこれまでの経過、月経周期のことなどを聞くことから始まります。また検査は、できることから始まりますし、月経周期に合わせてホルモン検査を行ないますので、一通りの検査が終わるまでには月経1周期以上がかかります。ですから、思い立ったが吉日で、いつが初診のタイミングでも大丈夫です。必要があれば、「月経周期の何日目以内にきてください」ということが、病院へ問い合わせたときに教えてくれるでしょう。ただ、出血中は内診のこともあるので、避けた方がいいでしょう。

どんな服装、どんな格好で?

初診では、問診やこれまでの経過などの聞き取りの他に、一般的な婦人科検診を行ないます。内診台に上がっての検診や検査もありますので、着脱のしやすい服装で行きましょう。パンツなどよりは、長めのふわっとしためくりやすいスカートなどがいいでしょう。
診察には視診もあります。顔色、表情などがわかりやすいようにお化粧や香水は控えめに、また爪もマニキュアなどをしない方が健康状態もわかりやすいものです。

初診の費用はどれくらい?

初診では、問診や内診といった基本的なことはもちろん、その他にも検査があります。特に初診では、性感染症検査や子宮がん検診などもホルモン検査などと合わせて行なうことがありますので、保険適用になる分とならない分がでてくる可能性もあります。念のために2~3万円程度持って行けば安心でしょう。

基礎体温表は必要?

基礎体温表については、病院に問合せをしたときに聞いてみるといいでしょう。「特に基礎体温は必要なく、あれば持ってきて下さい」というところもあれば、「必要ですので、できれば1ヵ月以上つけたものを持参して下さい」というところもあるでしょう。つけていなければ、特に持って行かなくても大丈夫ですので、初診時に今後、必要かどうかを医師に尋ねてみて下さい。また、健康保険証は絶対に必要ですので、忘れずに持って行きましょう。

夫婦で行った方がいい?

女性だけでも、ご夫婦揃っての受診でも、どちらでも構いません。ただ、女性だけで受診した場合には、精液検査を早めに受けるようにしましょう。夫婦で受診した場合には、その日に精液検査が受けられる、そして夫婦で初診を受けることにより情報が共有できる、安心できるなどのメリットがあります。

用意した方がいいものは?

初診時に問診票を書き込むことが必要になります。最近では、クリニックのオフィシャルサイトから、そのクリニック用の初診用問診票などがダウンロードできるところもありますので、プリントアウトをしてあらかじめ書き込んでいくと便利です。
問診票には、妊娠を希望した期間、月経周期や様子、夫婦生活、妊娠歴や出産歴、性感染症歴、婦人科系の病歴やその他の病歴などの質問があります。また、転院をする場合には、これまでの治療歴や検査結果なども必要になってきます。転院には、紹介状が必要と考えられがちですが、なければなくても大丈夫です。これまでの治療歴、検査結果などがわかるもの、またわかるようにメモをして持参しましょう。

2.治療の流れ

治療の流れを簡単に説明しますので、参考になさってくださいね。

<初診>

問診、内診(超音波検査)および性感染症検査、肝炎などの検査と月経周期に合わせて不妊検査の一部を行なうことがあります。
夫婦揃って行った場合には、精液検査も受けることができます。

<検査>

不妊治療の第一歩は検査をして、妊娠を妨げている要因がないかどうかを確認していくところから始まります。
検査項目は個々の状態や病院によっても異なりますが、女性の場合、ホルモン検査、超音波検査、頸管粘液検査、ヒューナーテスト、卵管検査、性感染症検査、子宮がん検査などで、男性の場合は精液検査が基本的な検査です。
また、最近では卵巣の予備能を確認するAMH(アンチミュラー管ホルモン)検査を勧める病院も増えているようです。
(※詳細は、検査のことを知っておこうをご覧ください)

<治療>

検査をして不妊の要因がわかった場合は、その要因に合った治療をしていきます。たとえば精液中に精子がほとんど見当たらないという場合は顕微授精、卵管が詰まっている場合は体外受精といった具合です。しかし、要因はいくつか重なっていることや、実際に治療をしてみなければわからないこともあります。
また、検査をしてもはっきりとした要因が見当たらない場合には、タイミング療法から治療をステップアップしていく方法や、不妊期間によっては体外受精が必要と判断されることもあります。
ステップアップする目安としてはタイミング療法で6周期、人工授精で6周期など挙げられますが、年齢や治療歴、不妊期間などによって異なります。
(※詳細は、どんな治療があるの?をご覧ください)

<排卵誘発>

排卵誘発とは薬を使って卵を育てることをいい、質の良い卵子を育てることを目的に行ないます。基本的には、卵巣機能に問題があり卵胞が育たない、排卵がうまく出来ないという方に適応しますが、確実に卵胞を育て排卵させるなどのために体外受精だけでなく一般不妊治療のタイミング療法や人工授精でも必要に応じて行ないます。卵巣機能や排卵誘発剤の量によって、複数個の排卵が予想されるときには、多胎妊娠を予防するために一般不妊治療では治療周期を見送ることもあります。

<一般不妊治療>

一般不妊治療とは、タイミング療法と人工授精による治療をいい、どちらも受精は体内で起こります。

タイミング療法

エコー検査やホルモン検査などから排卵日を予測し、排卵に合わせて性生活を持ち妊娠を目指す方法です。基本的には、排卵前に性交渉を持つことがよいとされています。不妊検査で夫婦ともに問題がなく、排卵日がよくわからないなどの夫婦に適応します。
(※詳細は、どんな治療があるの? タイミング療法をご覧ください)

人工授精

エコー検査やホルモン検査などから排卵日を予測し、排卵に合わせて夫の精液を採取し、濃縮洗浄した精子を子宮腔内に注入し、妊娠を目指す方法です。人工的なのは、精子を子宮腔内に注入するまでで、その後は自然妊娠と同じです。タイミング療法同様、排卵前に人工授精を行なうとよいとされています。
不妊検査で子宮頚管粘液が少ない、また精子数が若干少ないなどの問題がある夫婦に適応します。
(※詳細は、どんな治療があるの? 人工授精をご覧ください)

<高度生殖補助医療>

高度生殖補助医療とは、体外受精のこといい、受精は体外で起こり、胚発生、胚発育も体外で行ないます。

体外受精

卵巣内で十分に育った卵胞から卵子を採取する採卵手術が必要になります。この手術に合わせて夫の精液を採取し、濃縮洗浄した精子を卵子に振りかけるようにして受精を待つ方法が一般的な体外受精(媒精)です。受精した卵は一定期間培養し、妻の子宮腔内に移植します。
不妊検査で、卵管の通過性に問題がある、精子数が少ない、精子の運動率が低いなどの問題のある夫婦に適応します。
(※詳細は、どんな治療があるの? 体外受精をご覧ください)

顕微授精

体外受精のなかでも、卵子に直接1個の精子を極細の針で刺し進入させて受精させる方法です。受精した卵は、一定期間培養し、妻の子宮腔内に移植します。
不妊検査で精子数が極端に少ない、精子の運動率が極端に低い、また媒精で受精しなかったなどの問題のある夫婦に適応します。
(※詳細は、どんな治療があるの? 顕微授精をご覧ください)

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