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不妊治療のQ&A

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体外受精について

原因不明のまま体外受精へ。OHSSで移植は見送りになりそうで、とても不安です。

現在33才で、初めて体外受精に取り組みました。
これまでの経緯をいうと、2011年に腹腔鏡で右卵巣腫瘍(デルモイド)核出術、傍右卵巣嚢胞摘出術をしたことがあります。その時ブルーベリースポットがあり、焼かれました。

妊娠できるか不安で、結婚後2012年8月から受診しています。タイミング療法を行なっていたのですが妊娠できず、卵管造影をすると左が通らず、今の病院を紹介されました。

検査したところ、プロラクチンが高値だったので内服薬を飲んでいます。また、黄体ホルモンが少なく、内服薬と注射を併用し、タイミング療法、人工授精をしましたが妊娠できませんでした。

もう一度卵管造影を行なってみたところ、なぜか両方通過しました。その後も人工授精を行ないましたが、できませんでした。なぜ妊娠できないのかという疑問を持ちながら、でもこのまま同じ方法で妊娠できるとは思えず、特に大きな原因も見つからないまま体外受精をすることに決めました。

ピルを内服して1ヵ月卵巣を休ませ、生理開始2日目からスプレキュアを点鼻し、生理開始3日目からゴナールエフ150単位を自己注射しています。

先日、生理開始8日目に受診したところ、片方の卵巣に約20個の卵巣が育っているのが確認できました。医師から「薬の反応が良すぎる」「今回は凍結するかもしれない」「卵巣が子宮くらいに大きくなっている」「これからもっと大きくなるし、お腹もはってくるけどがんばって」と言われました。すでに腹水も貯まっていました。

この日は主治医の先生がお休みで別の先生に診てもらったのですが、3日後の受診予定となり、また3日間ゴナールエフ150単位になりました。
この話を聞いた時、私は、余った卵は凍結するという意味かと思ったのですが、家に帰って、今回は移植できないという意味なのだと気づきました。

体外受精の説明を受けた時に、卵が50~60個できたら副作用のリスクが高くなるので、移植できない、または採卵もできないこともあると説明を受けました。また、私は若いほうで痩せているから、卵巣過剰刺激症候群になる可能性が高いと言われていました。それは、このことだったのでしょうか。

私としては、どうしても採卵したいし、この周期で新鮮胚の移植もしたいと考えていたので、落ち込み、また不安も強くなりました。今の状態では新鮮胚の移植はできないでしょうか。HCGを使わなければ副作用が軽くなると聞いていたのですが、そのような別の手段を取ることで、この周期に移植できないでしょうか。

また、卵がたくさんできているのに、同じ量の注射を続けて大丈夫なのでしょうか。途中で減らしたり、やめたりすると採卵できないのでしょうか。
たくさん卵ができた場合、本当は排卵しなかったはずの卵がたくさんできてしまっているので、卵の質が悪かったりしないでしょうか。
また、できるだけ副作用を減らすために食事や日常生活で気をつけることはありませんか。

夫の検査は問題なかったのですが、この約1ヵ月夫婦生活をもてていません。5日間禁欲と言われていたので、今はもうできないかと思ってできません。精子が古かったり、数が足りなかったりしないでしょうか。

また今さらですが、私のように原因がはっきりわからない場合でも体外受精の対象になりますか。他にも同じような人いますか。
仕事の調整もかけてこの体外受精に挑んだので、中止になったらどうしようと焦っています。どうかお返事よろしくお願いします。

問題がないのであれば自然妊娠が成立する可能性がありますが…

卵巣嚢腫の手術後、タイミングや人工授精をされ、現在は体外受精をされているのですね。今回の相談は排卵誘発の影響についてということですね。

ショート法で注射を開始し、卵巣には20個以上の卵胞が確認されていて、今回は新鮮胚の胚移植ができないといわれたのですね。 卵巣が注射の影響で反応が良すぎてしまうと、発育卵胞の数が多くなり、卵巣が腫れてきて腹水が貯まる卵巣過剰刺激症候群の状態になることがあります。現在は、その状態になっているのですね。

この排卵誘発法の場合、排卵の引き金を引くにはhCGの注射を使用しますが、注射の量によってはさらに腫れがひどくなり、腹水の量も増えてくる可能性があります。また、卵巣が腫れた状態で胚移植をし、妊娠成立した場合には、妊娠性のホルモンの影響でさらに腫れが大きくなることが予測されます。

卵巣過剰刺激症候群は軽度・中等度・重度に分かれていますが、重度になりますと入院管理が必要になり、命の危険性が高くなるということもあり、全胚凍結が絶対条件になってきます。また、一度胚を凍結し、ホルモン環境や子宮内膜環境を整えてから、タイミングよく融解、移植する方法での妊娠率が高く、最近では新鮮胚移植をせずに凍結融解胚移植を積極的に行なう病院もあります。

今後の卵巣の大きさ、ホルモンの状態により胚移植ができる状態なのか、採卵はどうするのか医師と相談しながら慎重に進めるのがよろしいかと思います。できれば、いつも診察を受けている医師に今後について詳しく聞くのがいいですね。

hCGを使用しないで採卵した場合、採卵できた卵子の状態としては未熟卵になる可能性があり、未熟卵で回収された卵子を体外で成熟させる方法もありますが、高度な技術が必要になりますので、そちらの施設でされているのかわかりません。また、今後の注射の量については、こちらでは何ともお答えのしようがないので、そちらも合わせて医師に相談してください。

採卵するときにはご主人の精子が必要になりますが、禁欲期間が長すぎると精子の運動率は低下しますので、採卵まで日にちがあるのでしたら一度射出してもらったほうがいいかもしれません。

ただ、卵巣が腫れている場合、腟挿入は痛みの原因になる可能性があります。
原因がはっきりせず体外受精へ進む方は多くいます。問題がないのであれば自然妊娠が成立する可能性がありますが、検査やこれまでの治療でも原因が明らかにならないこともあります。そして、身体に何か変化がある場合には遠慮せずに医師に連絡をしてくださいね。

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