病院・クリニック検索はこちら

サイト内検索はこちら

不妊治療のQ&A

無料相談コーナー

治療について

多嚢胞性卵巣(PCO)または多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

卵胞はたくさんできるのに卵子は1つも採れません。今後の治療はどうしたら良いのでしょう?

結婚4年目の25歳です。現在不妊治療中で3回の体外受精を行ないましたが、そのうち2回は卵胞がたくさんできたのに、卵子は1つも採れませんでした。多嚢胞卵巣だろうと言われました。これからどのように治療を進めていけばいいのでしょうか。

根本的な治療法は、まだ解明されていません。排卵誘発剤によるホルモン療法が一般的です

多嚢胞性卵巣は、排卵障害の1つです。卵巣の表面の膜が硬く、卵胞が小さい状態で多数認められるのですが、 それ以上大きくはならずに排卵が起こりにくいのが特徴です。超音波などで見ると成熟しきれない卵が、 卵巣の表面下にイクラのようにいっぱいつまっているのがわかります。 基礎体温も二相にはなりません。 根本的な治療法は、まだ解明されていないのが実情です。

現在のところ、排卵誘発剤によるホルモン療法を行なうケースが多いでしょう。ただ、飲み薬では排卵しにくい場合、hMGなどの注射を行ないますが、そうすると多数の卵胞が一度に大きくなって卵巣が腫れる「卵巣過剰刺激症候群(OHSS)」が起こりやすくなります。あなたの場合、卵子が1つも採れなかったようですから、この方法ではもしかしたら難しいのかもしれません。
1つの方法として、腹腔鏡下手術で卵巣の表面に小さな穴をたくさんあけ、排卵を促す方法があります。しかし、この方法にも欠点がないわけではなく、半年ほど経つと、また元に戻ってしまいます。

最近の研究では、糖尿病治療薬が注目されています。PCOS(多嚢胞性卵巣)の場合、高インスリン状態で排卵障害を伴うことが多いので、薬でインスリン抵抗性を低下させたり、直接的に卵胞内での男性ホルモンを低下させることにより、良好卵を得ることを目指すものです。

いずれにせよ、一度主治医にきちんとした説明を求めてみてください。自分の症状を正確に把握した上で、今後どのような方法を取ったらよいのか、いくつか提示してもらいましょう。その中からあなたが納得できる治療方法を選択したらいかがでしょうか?

よく見られている記事

不妊度をチェックしてみよう!

不妊診断チェック女性 不妊診断チェック男性 不妊診断チェック夫婦

Q&A一覧に戻る

無料相談はこちら

レディースクリニック北浜とくおかレディースクリニック池袋えざきレディースクリニック新橋夢クリニックオーク住吉産婦人科natural art clinic 日本橋