妊娠力を取り戻そう！Dr.応援メッセージ

Shinjuku ART Clinic

阿部 崇 院長

　みなさま、こんにちは。Shinjuku　ART Clinic 院長の阿部崇です。
　不妊治療には様々な原因がありますが、私たちは、一般的な不妊治療で妊娠せず、検査でも明らかな異常を認めない原因不明不妊のほとんどが、「よい卵子とよい精子が出会えていないから」と考え、その場合「体外受精」こそが最初に行うべき有効な手段であると考えています。

自然周期による治療

　我々は、体外受精をおこなう際に限りなく薬を減らして心と身体にできるだけ負担を掛けない方法で本来の目的である妊娠を目指します。
　不妊は病気ではなく、妊娠までの過程のどこかでエラーを起こしているだけです。特に卵巣状態に問題なく、排卵にも問題ないのであれば、必要以上の薬剤を加えなくても良い卵子が得られます。
　自然妊娠は、複数ある卵子のうち選ばれた一つの卵子のみ排卵し成立します。我々はすべての女性が本来持っているこの「自然のちから」を重視し、選ばれた卵子をより良い状態で精子と出会わせることを大切にしています。ただしその仕組みが上手くいかず、自然のちからが発揮できていない周期もありますが、ある程度発育した卵胞からも卵を採取することによって、薬剤を使用せずとも卵巣のちからを最大限活かすことができます。
　これが、当院の自然周期治療です。

自然に備わる妊娠力

　本来、生殖適齢期にあるご夫婦の８割が、ご夫婦の営みで妊娠を果たしています。ということは、人の身体には妊娠に向う最高の妊娠力が備わってい
るということなのです。ただ、自然でも排卵される卵子は一律に質が良いというわけではありませんから、普通に夫婦が性生活をする中で、妊娠に至らない周期もおきます。これは体外受精の治療周期にも言えることで、夫婦生活では２割弱とされる妊娠率が、体外受精ではそれ以上の妊娠率を誇るものの、100％の妊娠率ではないということです。
　ですから、数回の治療を行なう中で成功する、という姿勢が必要なのです。

安全な出産、そして健全な育児を願って

　体外受精は、妊娠して終わりということではありません。治療の先には、穏やかな妊娠期間を送って安全に出産され、幸せな子育てにつづくことが大事なのです。 私たちShinjuku ART Clinicでは、患者さまがストレスなく治療して頂き、皆様のもとにコウノトリがお子さまをお届けできることを願い、親身な看護師長はじめスタッフ一同診療に励んでおります。