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【お詫びとお知らせ】


 本日(2021年7月7日)、日本生殖医学会より代理人(弁護士)を通して、不妊治療情報センター刊行誌『i-wishママになりたい』シリーズの6月新刊『男性不妊 原因と治療』号のクリニック取材記事中、1ドクターのプロフィールに虚偽記載があるとの通知が届きました。 通知は対象記事のクリニック医師、発行人である株式会社シオン代表者、発売所の丸善出版株式会社代表者宛で、対象記事中の医師プロフィールに日本生殖医学会会員技術認定医とあるが、同医師が学会員でないこと、及び技術認定医と記載のある認定制度がそもそもないことを指摘するものでした。

 早速、ご指摘の箇所を確認するとプロフィール最終行に確かに日本生殖医学会会員技術認定医とありました。技術認定医はミス表記です。どうしてこの文言が入ってしまったのか、本誌編集スタッフも日本生殖医学会に生殖医療専門医と生殖医療指導医があることは知っているものの、技術認定医には全く心当たりがなく、おそらく資格項目をカットしたことによる別学会資格からテキストが混在したものと思われます。いずれにしても校正ミスに違いありません。
 また、記事中の医師からもプロフィール情報の会員表記削除を忘れていたこと、学会会員の更新がされていなかったことがわかりました。原稿制作上、私たちには、そこまでのチェックはできませんでした。経緯が見えてきたとはいえ、すでに印刷されて市場に出てしまったものの重みは大きく、発行人としての責任があります。

 日本生殖医学会からの要望は、発行された本のお詫び訂正と回収です。通知書には、本件が虚偽記載による人集め目的の(医療)広告活動とみなされた場合は、記載者および加担した制作担当者であっても6カ月以下の懲役、もしくは30万円の罰金に価する犯罪行為であり、対応がなされない場合には法的手段に訴えるとあります。
 再発行するのであれば修正済のものを発行とありましたが、回収再発行については出版コード上から難しいとの発売所からの意見もあり、関係者との協議を重ね、書店発売分の絶版及び回収を決定しました。

 本誌には、現段階で行われている行政の助成金取扱い窓口や同時に設置されている相談窓口の全国リスト及び不妊治療を専門に扱う医療機関の全国リストを常設掲載しています。これらリストも掲載の都度、更新を図り、それを16年間続けています。そして、患者さんと不妊治療施設の架け橋となるよう、啓発目的も兼ね産婦人科と自治体窓口への献本配布をしています。一般産婦人科での治療以上を必要とする「赤ちゃんを授かりたいと願うカップル」が、不妊治療を行う専門の治療施設での治療を望んだ時、また一般産婦人科の医師がその情報を伝える時に、生殖医療のことを知って治療が受けられるように、もれることなく不妊治療専門の病院・クリニックで治療が受けられるよう、待合室への設置をお願いしています。

 書店での絶版および回収は丸善出版さんにお願いし、7月8日から作業が開始されます。
 ただスタッフが編集に尽力した他ページや他の貴重な病院情報などが伝達できないことは残念ですから、デジタル版としてWEB公開を準備しております。
 献本分に関しては、お詫びとともに訂正協力をお願いし、不適切に表示された個所を黒塗り消去あるいは赤線訂正していただけますよう、通知させていただく所存でおります。この通知は8日からはじめます。 この度は、私どもの落ち度で関係各位の皆様、読者のみなさまに多大なるご迷惑をおかけいたしましたこと、心からお詫び申し上げます。
 本誌を楽しみにしていてくださった皆様には、ぜひデジタル版で男性不妊の特集号をご覧いただければ幸いです。

修正箇所についての通知

i-wish ママになりたい スタッフ代表 発行人 谷高哲也