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ガラス化法
ガラス化法は、胚を液体窒素で急速冷却して凍結保存する方法。凍結時に細胞の水分が凍って氷晶が発生することによる細胞損壊を避けることができ、 凍結後はマイナス196℃の液体窒素の中で保存される。卵子や精子も凍結保存する場合はこの方法で行う。
完全自然周期
排卵誘発剤を一切使用せず、エコー検査や血液検査などで卵胞発育を確認する方法。成長する卵胞は、基本的に1個となる。対象は、卵巣機能に問題のない比較的若い人、 また卵巣機能が低下し排卵誘発剤の効果が見込めない人に用いることもある。
ガードナー(Gardner)分類
胚盤胞の状態を分類する方法。
胚盤胞の発育状態を1から6で分類し、内部細胞塊(将来赤ちゃんになる細胞)と栄養外胚葉(将来胎盤になる細胞)の状態をA、B、Cで評価する。
クリーンベンチ
培養室や検査室などで使用する、埃やちりなどが入ってこないよう清潔な環境で培養業務を行うための作業台。
体外受精での通常媒精、培養液の交換などは、作業台の温度を体温と同様に保ち、顕微鏡と一体化したクリーンベンチで行う。
月経周期
▼ 卵胞期(卵胞が育つ)
排卵に向け卵胞が育つ時期。左右の卵巣に10~20個の卵胞が排卵に向け、下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモン(FSH)の刺激によって一斉に成長を始める。
その中で一番ホルモンに対して反応のよかった1個が成長を続け、その他は退縮する。卵巣では、卵胞ホルモン(エストロゲン:E2)を分泌し、子宮内膜を厚くする。
このときの基礎体温は低温相。

▼ 排卵期(卵胞が成熟し、排卵が起こる)
卵胞が十分に成長すると、卵巣は脳の視床下部に卵胞が十分に育ったことを伝える(E2値が成熟卵1個あたり200~300pg/ml)。
これをフィードバックという。これにより下垂体は大量の黄体化ホルモン(LH)を分泌(LHサージ)し、卵胞は成熟、排卵が起こる。
このときの基礎体温は、低温相。

▼ 黄体期(残った卵胞が黄体化し、着床の準備をする)
排卵後、卵巣に残った卵胞は黄体へと変化する。黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌し、胚が子宮へ着床しやすい状態へと整える。
妊娠が成立すると黄体は妊娠黄体となり、プロゲステロンの分泌が増し、妊娠初期の不安定な時期を支える。
排卵期以降、基礎体温が高温相へ移行するのは、プロゲステロンに体温を上昇させる作用があるため。着床して妊娠が成立しても、 しばらく基礎体温は高温相を保ち、胎盤ができる頃に、その役目を終え、基礎体温も下がる。
妊娠中は排卵が起こらないため、基礎体温は特に変化しない。

▼ 月経期(子宮内膜が体外に排出される)
妊娠が成立しなかった場合、排卵10日目頃より黄体は徐々に白体へと変化し、黄体の分泌するプロゲステロンの分泌が低下する。
すると、プロゲステロンによって支えられていた子宮内膜は剥がれ、血液とともに体外へ排出される。これが月経。
基礎体温は低温相へ移行する。
顕微授精(ICSI)
極細のガラス管に1個の精子を吸引して、卵子の細胞質内に直接注入する受精方法。
通常媒精(卵子に精子をふりかける)では受精しない、また多精子受精が起こるなどの受精障害、精子が極端に少ない、 または精巣などから直接回収した精子と受精させるために用いる。
検卵
採卵手術によって採取した卵胞液の中から顕微鏡を用いて卵子を探すこと。
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