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前文略
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★2.
カウンセリングはむずかしい
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卵子提供から遺伝子の混乱はおきないの?
「卵子提供をしてもらえないの?」との相談がありました。
「残念ながら日本では禁止されています。韓国で提供の話がありま
したが、韓国でもだめになったそうですよ…」
こんな話を電話でしたのは、昨年早々のことでした。
望めば叶えられる! 叶うならどんな方法でも…!
医師も患者も微妙な気持ちが沸き起こるのが不妊治療、とくにその
中でも高度生殖医療の話です。いえその枠を越えようとする卵子提
供や受精卵提供の世界かもしれません。
ただ、卵子提供ともなると女性側で自分以外の遺伝子を持つ第三者
の卵子をからだに受け入れることで、はなはだ遺伝子の混乱は起き
ないものかと気をもんでしまいます。
もともと女性が生殖のために自分の身体に受け入れるのは、夫の精
子であり、その精子は自分自身の卵子と受精して自分自身の子宮で
育ち、DNA上も母体となる女性自身の子どもです。
これが仮に、夫以外の精子であっても(例えばAIDなど)、母体で
ある女性自身がDNA上も戸籍上も母親であることには変わりありま
せん。
しかし、卵子の提供を受けての妊娠となると、母体と卵子の関係は
DNA上には親子関係は存在しません。自然界において第三者の卵子
で妊娠することは不可能です。このことで混乱はないものだろうか?
…まだまだ疑問を持って止みません。
そして卵子提供者は、なんらかのトラブルが発生した時に責任をと
れるのでしょうか?仲介するクリニックは第三者の生殖遺伝子を体
内で育たせることでのトラブル発生時に責任はとれるのでしょうか?
結果オーライでも、育つ命は本来の求められて誕生した遺伝子の組
み合わせでもなく、誕生した命の出自の問題はどうなのだろう?
育つ命の心の問題まで考えれば、どこまで大人が持論を唱えたとこ
ろで、その複雑性は予期はできないのではないでしょうか。
ならば、作らないことも尊い答えと考えてしまいます。
ある医師から聞いた、こんな話が最近気になっています。まさしく
遺伝子の混乱の1つの現れです。卵子提供を受けて体外・顕微授精
をして妊娠した女性が、つわりの時期に『こんなにつわりが苦しい
のは遺伝子が違うからだ。他人の遺伝子だから産めない』と、自分
の遺伝子ではないことに拒否反応を起こして中絶をしてしまったと
いいます。つわりがなくても、心が咎めるケースもあることでしょ
う。その間の離婚問題も起こり得ることでしょう。
さて、こうした責任はどこに、だれにあるのでしょう?
そしてこのような現実や事実を、仲介業者やクリニックは把握して
いるでしょうか?
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