タイミングを取っていますが重圧から夫婦生活が負担です。

[ 相談内容 ]

　夫婦で子どもがほしいと思ってから約２年が経過しました。この半年ほどはタイミング療法でがんばっていますが、私自身がプレッシャーのためか、妻の期待に応えられず、その結果、夫婦関係がぎくしゃくしてしまうことが多々あります。
　正直、毎月の排卵日が来るのが重圧です。妻は夫婦生活を求めてきますが、なかなか勃起せずに挿入すら難しい状況になっています。うまく挿入できても腟内に射精できずに妻の怒りを買うこともあります。
　私自身は妻に対する申し訳ないという気持ちから気分の落ち込みや、誰にも相談できないという辛さから睡眠不足や食欲不振に陥ることもあります。心身ともに疲れています。今は排卵の時期だけ夫婦生活をする形で「楽しむ」という感覚はありません。
　このような状況だと、やはり、人工授精や体外受精にステップアップすべきでしょうか？ また、私と同じような悩みを抱えている男性は多いのでしょうか？。
（大阪府／36〜40才）

【 お返事 】

　 お子さまを希望されてから２年が経過し、ここ半年くらいはタイミング療法を受けているのですね。ただ、排卵日に合わせての夫婦生活がうまくいかない。
　タイミング療法の場合ですと、医師から伝えられた日に合わせなくてはならないと考えてしまいますが、その前後で夫婦生活を持っていただければ大丈夫です。
　お子さまを希望されてから２年が経過したとのことですので、時期的にそろそろステップアップを考慮していい時期にきているかもしれません。
　お子さまを希望されてから２年経っていることや、奥さまの年齢を考えると一歩先に進んでもいいかもしれませんね。
　ステップアップをして人工授精をしつつ、タイミングがとれるところで夫婦生活を持つ方法もあります。
　排卵は早まるときもあれば遅れるときもあるので、指示された日でなければいけないということはありません。義務的に夫婦生活を持つことは、気持ちの逆行につながりかねませんから、できるだけ、自然に夫婦生活を送ることも必要でしょう。
　同じようにプレッシャーを感じている男性は、多くおられると思います。そのため人工授精の適応には、夫婦生活が上手く行かない場合も含まれています。
　人工授精も選択できることですし、「排卵日に夫婦生活を持たないといけない」ということをあまり考えずに自信を持ってできる時にされてください。
　今後どうされるかは奥さまともよく相談して決めてくださいね。。

　スタッフ