命と平和
ロビーでも触れることができます。
 『命と平和』と書かれた色紙。その手記の中には、平和への想い、命のへの想いが語られています。
 『きけ、わだつみの声』という本を読まれたことがある方もいらっしゃるでしょう。その本の中に伯父様の遺稿があり、その編纂を中村先生のお父様がしていらっしゃいます。
 「多くの犠牲者があって、今の平和があるのだと思います。だから命を大切に思うのです」
 尊い命が奪われてしまった戦争を二度と繰り返してはいけないという想い、そしてひとり一人が真の平和を意識することへの願いが、中村先生が生殖医療へ情熱を傾ける1つになっていること。そして、
 『生まれてきた大切な命、これから生まれてくる大切な命が、平和の中で暮らし天寿がまっとうできるように』
 という祈りが伝わる一角です。

◆◆◆
はるね先生とともに
はるねクリニックにはもう一人の先生がいらっしゃいます。笑顔がチャーミングな掘出先生です。とても気さくで話しやすい先生です。

堀出 由里医師
プロフィール

1997年 山梨医科大学卒業。東京医科歯科大学医学部附属病院勤務。
その後、埼玉、茨城を中心に産婦人科医療に従事。
2004年1月より東京医科歯科大学勤務を経て、2005年4月よりはるねクリニック銀座に勤務。
不妊症で悩む方々に必ず妊娠していただきたい!という強い信念を持って、日々の診療にあたっている。
心優しく、勉強熱心な頼れるドクタ−である。

今までに取材訪問したクリニックは


<23>


2006/8 取材



 
 赤ちゃんが欲しくてもなかなかできない時、その原因は人それぞれです。あなたに合った治療方法を、問診や検査からしっかり見つけだし、あなたに合った治療をしてくれる施設が、心にやさしい病院に結びつくのではないでしょうか。


そのためには、医師やスタッフがしっかりと患者様と話をすることがとても大切なことです。


はるねクリニック銀座

中村 はるね (院長)プロフィール

1980年 金沢医科大学卒業後、東京大学医学部付属病院分院産婦人科医局に勤務。その後東京都立築地産院、甲府共立病院産婦人科、虎ノ門病院産婦人科において、一般婦人科診療に加え不妊症医療に携わる。
1995年 「レディスクリニック八重洲」を開設。
1998年9月 より充実した医療を行うため、銀座に移転。名称も「はるねクリニック銀座」と改め、気持ちも新たに日々1人でも多くの方に赤ちゃんが授かるよう努力をしている。

 

それが診察の一番大切なこと
 

 「不妊症の場合、クリニックへ訪れるまでに色々な思いを抱え、悩み、そして、ようやく診察の予約をされる方が多いと思います。 
 また、その後、長引く治療に疲れてしまったという方もいらっしゃることでしょう。
 当院では、患者さんのために大切なことを、まず第一に患者様としっかり話をすることと考えています。治療をするためには原因を探ることから始めますが、それは人それぞれに違いますから、そこからの治療も、その人に合ったものとなります。
 それを丁寧にしていくことで、結果、妊娠でき、無事出産され、元気に育児をしていってくださることや、例え妊娠できなくてもまた報告、来院してくださること、それが、『心にやさしい、私たち不妊治療の病院』ということになるのではないでしょうか」
 診療の合間の忙しい中、先生は写真に照れながら明るく話されました。
 私たちが、はるねクリニック銀座を訪れたのは、少し陽射しが優しくなった8月の下旬、『大人の女性』というイメージに改装されたばかりでした。


「来てよかった」と思っていただくことも大事
 

  「そしてね、『思いきって来てよかった』と患者様に思っていただくためには、患者様と向き合い、結果を出すことが大事で、これから始まる検査や治療がどのようなものか、何が大切か、そして、みなさんにすぐいい結果がでるわけではないですから、妊娠することの難しさも知っておいて欲しいんです。
 そこからのスタートで、不妊学級を受けて頂き、治療をする上での知識も知って、誤解などから妊娠への希望や夢が消えないよう、治療期間中はずっと心を大切にしたお付き合いをするのです」

『対話』からの治療のはじまりって、どんな感じですか?

 「この方がどのような方なのか、どのような背景を持って診察にこられたのか、そして何を望んでいるのかを会話の中から知ることです。それが、これからの治療に大変重要です。
 過不足のない治療をするためにも、またその方にあった治療をするためにも十分な話し合いが基本となりますから、電話を頂いた時から、当院では患者様1人にかかる診察時間は自然と長くなります。
 時間をかけるべきときは、しっかりとかけて診察をする。その結果、患者様も納得した治療を受けられ、前向きに治療を進めることができますから、ストレスも少なくリラックスした良い状態での診療ができます」

診察、そして検診はどのように?

 ひとり一人を大事に考えたら、婦人科検診や人間ドック、ご夫妻の環境や過去の既往歴も大切な要素になります。
 診療も、患者様が100人いれば、100通りの治療方法で対応し、1人でも多くの患者様に赤ちゃんが授かるようにとお手伝いをさせていただきます」 
 はるねクリニック銀座の由来は、院長の中村はるねの名前ですが『はるね』ってどんな意味なのでしょう?
 先生にお聞きしてみました。

春の音と命の音、そしてわだつみの声

 「『はるね』は春の音。だから私のテーマカラーは、春を思わせるピンクなんです。クリニックのロゴも、お花を思わせる色彩に生殖医療の4分割卵をイメージさせたものです。
 クリニックに訪れた患者様は、緊張されていることが多いでしょう。そのために待合室は、緊張状態を少しでもほぐし、『ほっ』と息をついて、落ち着ける場所であるようにと考えています。
 クリニックに一足踏み入れたときに、ピンクでお出迎えして『やさしい♪』と心が華やかな感じになるように…。色も患者様との大切なコミュニケーションの1つなんですよ」

一人として同じ人がいないように、一つとして同じ治療方法はないんです

 でも、時には厳しい現実を患者様に伝えることが、やさしさになることもあるのです。
 先生は、少し顔を引き締め、話を続けました。
 「現時点の最先端医学の力をもってしても、5人に1人は妊娠できない可能性があるという実態もお話します。5人に4人までは治療できるけれども5人に1人の方は、身体的であったり、年齢的であったりする原因から、『あきらめに通じる医療の限界がある』という厳しい現実です。
 そのことも含め、常にいろいろなパターンを用意していますから、『子ども=幸せ』ではないということを話したり、二人だけの楽しい人生選択法や養子縁組ということで子育てを実現する方法もあることをお話しすることもあります。
 不妊治療は、すれば必ず赤ちゃんができるという保証がないからこそ、患者様おひとりお一人を大切に、たくさん話すことが大切だと思のです」

『あなたの赤ちゃんと出会うために』

 初診で訪れた方に渡されるオリジナル冊子『あなたの赤ちゃんと出会うために』があります。
 ここには、不妊症ってなに?という基本的なところから、その原因、検査、治療法や治療の流れ、また診療内容の中にある不育症(流産や早産、死産を3回以上繰り返し、生児が得られない状態)や最近多いと言われている続発性不妊症(2人目不妊)などがわかりやすく書かれています。不妊治療については、その費用の殆どが自費診療(10割負担)と高額になります。治療費の負担は、患者の精神的負担の原因ともなり、その医療費の不透明さが更に拍車をかけ、ストレスは増大するということも少なくありません。そのため検査や治療などの費用の一部も目安として掲載されています。
 この他に、心のサポートとしてカウンセリングの案内があります。このカウンセリングには、生殖心理カウンセラーの永井さんが担当され、冊子の中に、料金や時間などの案内があり、また院内には「カウンセリングルームだより」が置かれ、カウンセリングの予定日、そして不妊治療との上手な付き合い方、夫婦のコミュニケーションなどのコラムがあり、自分の心と向き合うことへのきっかけに役立っています。
 では、実際にはカウンセラーである永井さんは、どのようにカウンセリングにあたっているのでしょう。
 お話を伺ってみました。

『あなたの赤ちゃんと出会うために』

 初診で訪れた方に渡されるオリジナル冊子『あなたの赤ちゃんと出会うために』があります。
 ここには、不妊症ってなに?という基本的なところから、その原因、検査、治療法や治療の流れ、また診療内容の中にある不育症(流産や早産、死産を3回以上繰り返し、生児が得られない状態)や最近多いと言われている続発性不妊症(2人目不妊)などがわかりやすく書かれています。不妊治療については、その費用の殆どが自費診療(10割負担)と高額になります。治療費の負担は、患者の精神的負担の原因ともなり、その医療費の不透明さが更に拍車をかけ、ストレスは増大するということも少なくありません。そのため検査や治療などの費用の一部も目安として掲載されています。
 この他に、心のサポートとしてカウンセリングの案内があります。このカウンセリングには、生殖心理カウンセラーの永井さんが担当され、冊子の中に、料金や時間などの案内があり、また院内には「カウンセリングルームだより」が置かれ、カウンセリングの予定日、そして不妊治療との上手な付き合い方、夫婦のコミュニケーションなどのコラムがあり、自分の心と向き合うことへのきっかけに役立っています。
 では、実際にはカウンセラーである永井さんは、どのようにカウンセリングにあたっているのでしょう。
 お話を伺ってみました。


ストレス発散、愚痴を言える場所の1つとして、気軽なお気持ちでいいんです。

 「私自身も不妊治療経験があり、不妊治療分野での心理サポートが、とても大切だと痛感しています。でもカウンセリングと聞くと、精神科や心療内科のイメージが強く、このことがカウンセリングの敷居を高くしているようです。
 不妊治療現場でのカウンセリングは、もっと気軽に日常のストレスを発散する場所の1つとして、患者様が愚痴を言う場所であっていいと思っています。また生殖補助医療は、先端医療の中でも特殊な分野で、専門性の高い心のケアが望まれ、医療についての情報提供部分とカウンセリング部分が重なることも多くあります」
 カウンセラーである永井さん自身も不妊治療経験があることから、より患者様の気持ちに近づいたサポートができるのでしょう。

※以下、詳しくは『i-wishママになりたい/心にやさしい病院特集号』をご覧下さい。

  


はるねクリニック銀座
〒104-0061
東京都中央区銀座1-5-8  Ginza Willow Avenue BLDG 6F
◆電話番号
03-5250-6850


http://haruneclinic.com/

<STAFF & MAP>



(受付、事務スタッフ):笑顔と丁寧な対応が評判の受付。

(勉強会風景):勉強会では学会参加のスタッフが学んだことを告げていた。


(診察室):専門書などが並んだ本棚を備えた診察室。

(診察、オペ室):採卵が行なわれる部屋。

(オペ室):培養室と連動するオペ室。


(採精室):採精室のシートはゆったりしている。


(培養室):培養室のスタッフは勉強熱心だ。しっかり仕事に向き合うからこそ、患者様への説明にも心が通っていく。



(ビル外観と直通エレベーター):銀座に位置し、洒落たテナントビルの中にあるクリニックへは直通のエレベーターで。


(カウンセリングルーム):シックな感じで落着いて話が出来る相談室。
(トイレには意見箱が):きれいなトイレに和風の意見箱があり、患者様の声が伝えられる。


私たちスタッフが対応しています  2006.8
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