(上):ローテーションで私たちが受付を担当します。
(下):駅前の集合ビル・レバンテ2階に構える明るい雰囲気のクリニックが英ウィメンズクリニック。

2段階胚移植について
 2段階胚移植は1999年7月に滋賀医科大学ではじめてスタートした移植法。当時、同大学野田洋一教授がマウスを使っていろいろな基礎研究をする中、卵が卵管の中にある状態だと着床率が高いことを報告していたのを、同大学体外受精担当の後藤栄医師が人間に応用する方法はないものかと発案したのがそのきっかけ。通常着床率30%に比べ60%を示す報告がなされている。
 方法としては採卵後、受精させ、2日目に1回目の移植を施し、引き続き残りの卵は培養を続け5日目に2回目となる(胚盤胞)移植をする。
 一般体外受精着床率30%、2段階胚移植法を用いた着床率60%、ただし方法上多胎妊娠の確率も30%生じる。この治療内容から、患者様費用負担は通常体外受精よりも少し割高となるが納得度は十分に高い。
 女性(患者)への身体的負担は通常体外受精と変わらず、最近の培養技術の進歩により学会でもいろいろな施設の施行データが発表されはじめている。
 英ウィメンズクリニック塩谷院長も当初より研究に着目し、滋賀医科大学に継いで 後藤医師と組んで2番目に2段階胚移植を実施している。そして、すでに同方法による妊娠出産の多くの例をみている。

 

今までに取材訪問したクリニックは


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兵庫県で最も多くの患者を診る、英ウィメンズクリニック。3人のドクターを筆頭に多勢で取り組む診療。2003/5

  


『2段階胚移植の発案者、後藤栄医師がいるクリニックです』

 
 英ウィメンズクリニックがあるのは神戸から山陽本線で20分ほどの垂水駅近く。垂水区は人口150万人の神戸市の中でも22万人が暮らす港のある活気溢れる街です。秋になれば海神社の秋祭りで神輿が街中を練り歩き、寺や神社などの史跡がいっそう情感に共鳴します。商店街では水揚げされたばかりの新鮮な魚介類が人の目を引き食欲をそそります。

『子宝祈願を史跡めぐりに託し、行ってみようか英』というわけでは無いのでしょうが、ここ、英ウィメンズクリニックには北は福島、南は九州からも治療に訪れる人がいます。

 働く女性にとって受診しやすい診療時間。4月からは女医が加わりドクター3人制。特別に準備された無料のカウンセリングコーナー。患者が作るネットワーク。なるほど兵庫県で一番の患者数を誇る英ウィメンズクリニック。この患者ニーズに応える診療ハートはさらに患者数を増やすに違いありません。

コンパクトにあたたかく、
やさしく準備された院内設備
 

 入り口のドアを入ると受付では明るくスタッフが挨拶します。待合室には大きなのっぽの時計がデンと構え、ゆったりとした気持ちにさせ、退屈な時には壁に掛けられた大型液晶テレビジョンを見るのもいいでしょう。テーブルには小さなお子さんがいらしても退屈しないように、絵本がたくさんセットされています。マキシマムで20人ほどが待つことができるのでしょうか、面積的には一番広い待合室から奥へと、廊下を挟んで両側に診察室(カウンセリング室)、安静室、検査室、採精室がならび、カーテン越しに奥でスタッフが行き交う通路を確保します。
 その配置からも院内でスタッフが情報を共有して管理、患者さんへの説明のしやすさが感じ取れます。
 カラーリングでは淡いピンクがあたたかさを演出し、別室の人工授精後に利用される安静室では、深く包み込むソファとヒーリング映像が特別の時を実感させてくれます。明かりを暗く落とし、テレビモニターに浮き出た青い海水の中、泳ぎ回るイルカさえ妊娠を応援しているようでした。

さて、目に写るやさしさはともかく、
診療技術をみてみましょう

 英ウィメンズクリニックの特色は徹底した説明と情報公開、そして充実したスタッフ(医師3名、胚培養士5名)にあります。
 『普段の診療では納得していただけるまで説明することを心がけ、個別カウンセリングコーナー(無料)では、不妊原因や治療方針について担当医と徹底的な相談がなされます。不妊治療は、タイミング指導、人工授精や漢方薬療法などから、高度生殖補助医療にいたるまで患者様のニーズにきめ細かく対応。とくに、高い培養技術を必要とする2段階胚移植法をいち早く取り入れ、体外受精・顕微授精治療では高い妊娠率を達成』
 とあるように、きめ細やかな診療が自慢のようです。そのため、3人の不妊症専門医を擁し、そのうちの1名は最新の2段階胚移植法考案者といいますから期待も信頼も膨らみます。さらに驚くのは、やはり日頃の診療を舞台裏で支える総勢33名の面々。
 院長は語ります。
『高度生殖補助医療・不妊治療の現場においてスタッフの育成〜教育は欠かせません。スタッフも自己意識を高め、全員で無理なく良い診療が提供できるように人員も確保しています。なによりも3人のドクターが力を合わせられるのが当院の自慢。
 ちょうど一本の矢は折れやすくとも3本の矢なら折れないように。この力で今後も私たちは皆様のお役に立てることを願っています 』

広がるコミュニケーション不妊症サークル
『はなぶさの会』

 英ウィメンズクリニックに通っている患者さんたちが作り運営している会で、だいたい月に一回のペースでサークルを開いています。治療中の不安な事や疑問、過ごし方などを話しあったり、それ以外でも治療をしている人にしか聞いてもらえない話などを思いっきり語り合う活動をしています。一般の人からは理解されにくい、患者さんにしか分からないデリケートな気持ちがありますから、患者さん優先の会は、なによりのカウンセリングにもなっているようです。
 院長も、患者さんを応援するかのように、もっと分かり易い不妊治療の本をと、マンガで綴った本を出版されました。

  


英ウィメンズクリニック
兵庫県神戸市垂水区日向1-4-1
レバンテ垂水1番館2F
◆電話 078-704-5077
http://www.art.tarumi.kobe.jp/
<STAFF & MAP>
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私たちスタッフが対応しております  2003.5

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