(受付):私たち姉妹が担当です。

(検査室):真剣な眼差しのエンブリオロジスト。


 
(採精室):椅子の調達は院長。シックな赤を見立てた理由は?

   


(静養室通路):静養室の廊下はライトダウンして落着いた雰囲気に演出されていました。

 

 

<ONE Point コラム>
私も体験、卵管通水とは
 卵管通気通水法のことで、卵巣から排卵された成熟卵を受けとめるラッパ管が癒着するなどの原因で動きづらい場合に行う治療法。私自身が不妊時に治療体験している方法で、個人差により痛みを伴うこともありますが、私の場合は痛みはなかったですよ。

 


新クリニック外観

今までに取材訪問したクリニックは


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田村産婦人科京都分院として1995年に開設。2003年8月に現在地に移転・新オープン。2003/11記

  

『女性のハートに、きめ細やかな対応のクリニックです』

 
 JR京都駅から地下鉄烏丸線で3つ目の駅をおり、市役所方面に歩くこと2〜3分。
 ビルの側面に田村秀子婦人科と大きく案内されたクリニックが見えてきます。その大きさに驚きながら表に着くと、意外に間口のコンパクトさにホッとしますが、ガラス扉越しに見えてくる院内の華麗な雰囲気が、そう、ここがまだ開院されたばかりの婦人科施設であることを醸し出しています。“こんな大きなクリニックを持つ田村秀子院長って、一体、どんな人だろう?” 受付で緊張感が走ります。でも、やがて現れた先生は人をリラックスさせる秘薬スパイスを持ち合わせているのか、時間が経つに連れ楽しさを与えてくれるから、あら不思議。婦長はじめスタッフの方もそんな院長のもと、とても明るく好感の持てる人たちです。


絵画と緑を取入れた病院の秀子院長。
自らが不妊治療で妊娠・出産、子育て中。

私の思いが花開いた新設クリニック
私の思いの中には、患者さんが『これから病院に行くんだ』という気持ちでなく、もっとリラックスした気持ちで、たとえばレストランに食事に行く時やウィンドウショップの楽しさ、ホテルでお茶をする時の心地良さで来ていただけるような病院を目指す意図があったんです。
不妊症は子どもが欲しくても自分ではどうしようもなく手に入らない未体験のストレスとの戦いでもありますから、できたらここに来たらお姫さまのように自分主体でゆとりや自信を持てる雰囲気を作りたかったんですね。
おかげさまで、以前からの患者さんにも好評で私自身一人一人の診療時間が1分2分、5分多くと伸すことができ満足しています。

不妊症を改善していくのには、
精神的な要因が大きく作用します
 

 2003年、8月に田村産婦人科京都分院として開院した同医院は、その理念を『病院らしくなく、患者さんが気負いなく通える婦人科を』と掲げるように、院内の雰囲気づくりは細かな配慮でいっぱいです。緑の配置、くつろげる待合室調度品、見立ての良い絵画類。冷たさを感じさせないようにと医療機器に覆い掛けられたクロス類。院内のやわらかくあたたかいカラーリングとアロマテラピーによる心地よい匂い。そして、さり気なく診療室や安静ベッドに置かれたインナーケース(下着を入れる可愛いカゴ)。採精室のイス。体外受精のあとに安静室(個室)で持て成される軽食。
 先生は話します。
 私たちが目指す治療は、『ストレスのない、最小限度の治療で妊娠していただくこと』です。ちょっとしたウインドウショッピングやお昼グルメの合間に行ってみようかというイメージを持っていただきたいのです。もちろん最新の機器と生殖医療技術による治療でしか子供を授かれない方には、その最新最善の対応に尽力していますが、そのような治療が必要でない方にはできるだけ治療をしているという気持ちを持っていただかないような診療を目指しています。それには『つらく耐え難い』というイメージを持たれた不妊症の患者さんが、その心の持ち様で不妊になっている症例が意外に多い現状があるからです。

その人だけのオーダーメイドな
治療方法の提案と診療を

 ここ10年間で不妊治療は飛躍的な進歩を遂げ、体外受精や顕微授精などの技術により子供ができなかった方も子供を授かるチャンスが広がっています。一方で技術が先に進歩して心の部分がないがしろにされやすい現実もあります。
 田村婦人科2階には、今までに妊娠された患者さんがどのような治療で妊娠されたのかを分類、一目で分るようにシールを貼ってグラフ表示したオリジナルの掲示ポスターがあります。そこには、治療無しで妊娠された症例の115人をはじめ、原因・治療別では卵管通水、人工授精、排卵誘発による妊娠が238人。スプレキュア・ナサニ−ル併用排卵誘発体外授精による妊娠例が186人とシールが下までのびています。なるほど115人の例からは患者さんへのメンタルな対応、そして治療する際にはそれぞれに合った最小限度の治療法の確認や良策が見えてきそうです。シールの一つ一つは患者にとっても院にとっても成功の勲章。それはそのままここでの不妊治療の実績と技術の高さを物語ります。
 掲示を見ている私たちに、院長は、『不妊治療は心的なケアが3分の1、医療行為が3分の1、あとは人生哲学が3分の1だと思います』と印象的な言葉を付け加えました。
 う〜ん、気さくで明るいお人柄の秀子院長から『人生哲学』なんて言葉もでてきたぞ!

人生哲学が生きる
田村秀子の不妊治療学とは

 『病院らしくなく、患者さんが気負いなく通える婦人科』『ストレスのない、最小限度の治療で妊娠していただくこと』などの理念や目標からも哲学を感じないわけではないが、他院と違う何かがここ、田村婦人科医院にはあります。実は経験は何よりの学問。エビデンスが医療の基準となるように、先生の体験も貴重なものがありました。秀子先生はご自身が不妊を患い、治療を受けて子供を授かり、実際に子育てをしているママなのです。しかも数年前には乳ガンを発症し摘出手術を受けています。否応無しに医療サイドも患者の立場も子供を設け育てていくママの心理も身を持って理解できるのです。
 これら体験こそ哲学となり、院の敬虔な理念となり、患者さんへの安心と治療への心強い励みとなり、妊娠への心解き放ったエネルギーとなる秘薬スパイスなのだとつくづく思いました。
 

 

  


田村秀子婦人科
〒604-0825
京都府京都市中京区御池高倉東入ル御所八幡町229番地


◆電話 075-213-0523
http://tamura-hideko.com
<STAFF & MAP>
●地図をクリックすると大きな地図へ移動します



(カウンセリングルーム):診療中とくに大切にしたいのがカウンセリング。それぞれの人に合ったよりオリジナルな治療のためにも仕事や家庭のこと、心身の健康状態などが細やかに話し合われます。<1F>

(診察室):よりリラックスしていただけるようなやさしい空間を演出する診察室。分刻みの忙しい診察の中で、できるだけ多くの時間が患者さんに持てるよう院長はスタッフを機敏に動かして院内の効率化をはかります。

(診察台):まるで居間の応接セットのような雰囲気の診察台。患者さんの気持ちもほころび、好印象。

(培養室):緊張感が漂う培養室。キャップとマスクの間からは真剣なまなざしが。

(体外受精室):培養室同様体外受精室は先端医療の雰囲気で覆われる。エンブリオロジストもスタッフもさらに高度な技術を学び続けたいのだと語っていた。

(静養室):体外受精後にご夫婦に持て成される軽食セット。


私たちスタッフが対応しております  2003.11

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