トップページ > 病院選び>20 腹腔鏡検査

病院選びの参考34項目

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01 ブライダルチェック

02 夫婦での診療

03 患者への説明・その理解確認

04 使用薬剤の説明

05 治療費の詳細公開

06 助成金の扱い

07 タイミング指導

08 人工授精(AIH)

09 人工授精(AID)

10 体外受精

11 顕微授精

12 自然・低刺激周期採卵法

13 刺激周期採卵法

14 凍結保存

15 男性不妊

16 不育症・習慣流産

17 妊婦検(健)診

18 2人目不妊の通院配慮

19 婦人科検診の受け入れ

20 腹腔鏡検査

21 卵管鏡下卵管形成術

22 漢方の扱い

23 新薬の使用

24 カウンセリング

25 運動指導

26 食事指導

27 女医さんがいる

28 医師の人数

29 エンブリオロジスト

30 セラピスト

31 妊娠率

32 不妊治療開始時期

33 診療日と診療時間

34 エトセトラ

20 腹腔鏡検査

グラフは2006年度のアンケート調査によるものです。
対象施設600、先着100施設のデータによる比率表示となっております。



●直接的に腹腔内を診ることで、より詳しい原因追求と治療効果を目的に行なう検査です。
自分に本当に必要な検査か、その有効性と適応…

 腹腔鏡検査とは、気管内挿管による全身麻酔のもと、へその下に2cmくらいの切開を加え内視鏡を挿入し、お腹の中に炭酸ガスを入れ膨らませ、両下腹部に入れた0.5cmくらいの切開部から鉗子(かんし)などを挿入してお腹の中を直接観察する検査です。この検査により、子宮、卵巣や卵管の状態、子宮、卵管、卵巣間の癒着の有無などを確認することができ、軽い癒着であれば剥離することも可能なため治療効果も期待できます。
 しかし、 全身麻酔を使用することやお腹に炭酸ガスを送る際に、皮下気腫(皮膚の下の組織にガスが入り込んでしまうこと)が起こったり、腸管穿孔(腸に穴を開けてしまうこと)や血管穿孔(血管に穴を開けてしまうこと)のトラブルを起こし、開腹手術せざるをえなくなることもあります。
 検査及び手術は、子宮内膜症またはその疑いがある場合、.子宮卵管造影検査で異常があった場合(卵管閉塞、卵管さい癒着、子宮奇形)、多嚢胞性卵巣症候群の治療などがあげられ、保険が適用されます。
 検査を勧められた場合、その必要性と有効性の十分な説明を受けることは当然ですが、そのリスクやデメリットも同じように説明を受けることが重要です。

腹腔鏡検査のできる医師

 日本産科婦人科内視鏡学会技術認定制度規則の中に、腹腔鏡検査(手術)の技術認定申請をするための項目があります。申請の要件として
1)継続3年以上本学会会員(日本産科婦人科内視鏡学会)であること。
2)日本産科婦人科学会専門医であること。
3)通算2年以上の産科婦人科内視鏡下手術の修練を行なっていること。ただしこの2年以上の修練とは日本産科婦人科学会専門医取得以後の期間とする。
4)術者として100例以上の内視鏡下手術経験を有する。
注:日本内視鏡外科学会へ認定申請を行う場合には、子宮鏡、卵管鏡の症例数を 差し引いて提出する必要がある。
5)産婦人科内視鏡下手術に関係する学会、研究会、研修会、セミナー等に複数回出席していること。
6)国内外において、筆頭演者として学会発表5題以上の内視鏡に関する発表があること。
7)国内外において、内視鏡に関する論文があること【論文5題以上(内1題は筆頭著者)
 しかしこの学会の技術認定医とは、学会の会員が規則に定められた要件を満たした上で認定申請を行ない、必要な審査手続きを経た上で技術を認定された医師であり、手術をして良いとか、逆にしてはならないなどの規制をするものでは一切ありません。又、学会非会員や認定申請をされていない中にも同等の技術を持った医師がいます。そうなると、医療を受けるものとしては戸惑う点も多く、また腹腔鏡検査での医療過誤も起きていることを考えると、もう少しクリアでオープンな情報やしっかりとした技術と専門性が欲しいところです。



●腹腔鏡検査を行なう施設と医師は?

 腹腔鏡検査を勧められた時、現在、通院している施設で実施可能なのか、そうでない場合は、執刀する場所はどこであるのか、執刀する医師は誰なのかをきちんと把握しましょう。施設によっては、他の病院の設備で現在の主治医が執刀、または連係病院へお任せすることもあります。この場合、執刀医と主治医がより密に連絡を取り合い、よい関係であることが前提です。
 今回のアンケート結果から、実施していると答えたのは150施設中76施設、残り74施設が実施していません。
 腹腔鏡検査は、必ず行なわなければならないものではありませんが、必要になった場合には有効性が高く治療効果も高い検査の1つです。検査をどこで行なうのか、執刀医は誰なのか、執刀医が主治医でない場合は検査に立ち会うのか、また立ち会わない場合、通院先の看護師などが付き添うのかなども確かめましょう。場合によっては、全く初めてのところで、初めてあった医師やスタッフが検査にあたることもあります。
 患者の不安要素を取り除き、よりよい形で検査を実施してくれることが much better!!