トップページ > 病院選び>16 不育症・習慣流産

病院選びの参考34項目

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01 ブライダルチェック

02 夫婦での診療

03 患者への説明・その理解確認

04 使用薬剤の説明

05 治療費の詳細公開

06 助成金の扱い

07 タイミング指導

08 人工授精(AIH)

09 人工授精(AID)

10 体外受精

11 顕微授精

12 自然・低刺激周期採卵法

13 刺激周期採卵法

14 凍結保存

15 男性不妊

16 不育症・習慣流産

17 妊婦検(健)診

18 2人目不妊の通院配慮

19 婦人科検診の受け入れ

20 腹腔鏡検査

21 卵管鏡下卵管形成術

22 漢方の扱い

23 新薬の使用

24 カウンセリング

25 運動指導

26 食事指導

27 女医さんがいる

28 医師の人数

29 エンブリオロジスト

30 セラピスト

31 妊娠率

32 不妊治療開始時期

33 診療日と診療時間

34 エトセトラ

16 不育症・習慣流産

グラフは2006年度のアンケート調査によるものです。
対象施設600、先着100施設のデータによる比率表示となっております。



●何度も流産を繰返す場合、不育症や習慣流産の検査をしましょう。
十分なカウンセリングと夫婦の絆。諦めずにチャレンジすることが赤ちゃんへつながります。

原因の多くは染色体の異常、
検査とカウンセリングの重要性

 流産は比較的多いトラブルの1つで、原因の多くは偶発的に起こる染色体異常による自然淘汰とされ、妊娠全体の約10%の頻度で起こります。流産を3回以上繰り返すことを習慣流産、流産や死産を繰り返し生児を得られないことを不育症とし、これらは偶発的とは言えず何らかの原因があり流産が起こると考えられ、検査や治療が必要となります。
 一度の流産でも精神的なダメージは大きく、ときには心療内科への受診が必要となってくるケースもあり、診療体制の中で、習慣流産の医学的説明と十分な心のケアが、患者自身の身体回復に大きく影響をします。
 何が原因なのか、器質的な問題なのか、機能的な問題なのかをよく見極めるための検査、治療法などは専門医に受診することが大切です。
 また不妊であり、不育である。というケースも多く、母体が高齢であればその頻度も高くなります。

 

不育症・習慣流産について

 原因としてあげられるのが、母体因子として子宮異常や内分泌異常、胎児因子として染色体異常、夫婦・母児関連因子として染色体異常、血液型不適合などですが約半数は原因不明と診断されます。

★母体因子★
 ●子宮の奇形や異常
 中隔子宮などの子宮奇形、または子宮筋腫や子宮内腔癒着があると、子宮の内腔への血液循環が悪く、胎児の発育が損なわれ流産する事があります。
 ●黄体機能不全
 子宮内膜が適当な厚さにならないために着床できず、その結果流産を引き起こすのではないかとされています。

★胎児因子と夫婦・母児関連因子★
 ●染色体異常
 現在のところ治療法はなく、夫婦のどちらかに染色体の異常が判明した場合も、染色体異常の状態によっては流産の原因にならないものもあります。

★母児関連因子★
 ●免疫血液凝固異常
 自分の体の中にある物質に対し抗体をつくる自己免疫疾患がある場合、血液の流れを塞ぐ血栓ができることで、胎児へ流れる血流が悪くなり、流産を引き起こすと考えられています。

★夫婦・母児関連因子★
  ●免疫の異常
 胎児は、遺伝情報の半分を父親から、もう半分を母親から譲り受け、母親にとって半分は異物ということになり、拒絶反応がおこります。通常母体が異物と認識した上で妊娠を継続できるのは、遮断抗体をつくり、この抗体が母体の拒絶反応を防止することで胎児を守りますが、不育症・習慣性流産の患者夫婦間では、抗原の型が似ているため遮断抗体がつくられず、胎児は拒絶され流産を引き起こすのではないかと考えられています。


●着床前診断って?

 着床前診断とは、体外受精をした胚を母体へ移植する前に、細胞分裂の段階で一部を取り出し、遺伝子や染色体の異常を検査し、それによって移植をするか否かの判断をするための診断です。
 日本産科婦人科学会は、着床前診断については重い遺伝病に限り個別審査で認めるとした会告をだしています。
 2005年6月、遺伝子診断への社会の考え方が変わってきたと判断し、この会告を染色体の異常などで流産を繰り返す習慣流産を含め見直しの検討をする作業部会を設置し、年内に結論を出すとしています。患者にとって必要と思われる新しい情報を現状と照らし合わせた中で分かりやすく伝えてくれること、その後の倫理面でのフォローが確かなことが私たち社会の、そして病院の much better!!